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文化情報マガジン「to you」

「to you」2025年7月号

令和7(2025)年6月25日(水)発行

今月のおすすめイベント

財団主催
ジュニアウインドオーケストラ広島による「まちなか交流コンサート」.【終了】
令和7(2025)年7月6日(日)/広島駅南口地下広場
財団主催
令和7年度 第1回落語鑑賞会【終了】
令和7(2025)年7月6日(日)/安芸区民文化センタースタジオ

秋風亭てい朝

広島の人気落語家による話芸をお楽しみください!広島演芸協会のメンバー、ところ亭八橋、善亭ぶ生、あたし […]

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財団主催
南区さざなみコーラス【終了】
令和7(2025)年7月12日(土)/南区民文化センターホール

昨年度公演

区内で活動しているコーラス団体による発表会南区内で活動しているコーラス団体(9団体)の皆さんが、一堂 […]

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第50回エリザベト音楽大学付属音楽園講師によるサマーコンサート【終了】
令和7(2025)年7月20日(日)/エリザベト音楽大学セシリアホール
ピアノ独奏から室内楽まで。4歳から高校3年生までが通う、エリザベト音楽大学付属音楽園。秋の新学期を前 […]

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広島手話劇団「伝」 手話劇「手紙」【終了】
令和7(2025)年7月20日(日)/JMSアステールプラザ中ホール
ろう者の被爆体験を基に。2024年に結成した手話劇団「伝」。原爆から80年の年に、手話で舞台を上演し […]

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演劇企画室ベクトル第27回本公演『Double Feature 2025』【終了】
令和7(2025)年7月26日(土)、令和7(2025)年7月27日(日)/東区民文化センタースタジオ2

2024年の公演より

原爆と震災。新旧の名作2選戦後80年目の夏に、広島の劇団が2作品を同時上演。一つ目は『少年口伝隊一九 […]

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財団主催
第2回街かどフェスティバル「ハワイアンダンス」【終了】
令和7(2025)年7月27日(日)/ひろぎんHD本社ビル トゥモロウスクエア
財団主催
活弁シアター「ロスト・ワールド」 【終了】
令和7(2025)年7月27日(日)/映像文化ライブラリーホール

『ロスト・ワールド』

100年前に作られた恐竜映画の原点!コナン・ドイルの「失われた世界」が原作。南米へ探検に出かけた学者 […]

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財団主催
こども
こども劇場「ひつじさんのまくら」「おおきなかぶ」【終了】
令和7(2025)年7月30日(水)/南区民文化センタースタジオ

「ひつじさんのまくら」

たのしい人形劇だよ~!人形劇団くりきんとんによる6年ぶりの公演。かわいい動物がたくさん出てくるぽかぽ […]

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財団主催
あさきた寄席.【終了】
令和7(2025)年8月2日(土)/安佐北区民文化センター大広間

公演の様子

「笑い」で脳を元気にしましょう!日本の伝統文化である話芸。「笑い」は健康法の一つとして注目されていま […]

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財団主催
平和発信事業 演劇ユニット体温 リーディング公演『父と暮せば』【終了】
令和7(2025)年8月11日(月・祝)、令和7(2025)年8月12日(火)/JMSアステールプラザ

宮廻貴衣 中井敏哉

あんときの広島では死ぬんが自然で、生きのこるんが不自然なことじゃったんじゃ井上ひさしの名作『父と暮せ […]

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シケモクとクズと花火と【終了】
令和7(2025)年6月27日(金) ~ 令和7(2025)年7月24日(木)/サロンシネマ1・2

©︎えびふらいレコーズ 

オール広島ロケの青春映画全国に先がけ広島から先行上映を開始! 広島の居酒屋でバイトする末子(遠藤祐美 […]

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ヒロシマ平和絵画展 被爆80年 あの日から今そして未来へヒロシマの心をつなぐ【終了】
令和7(2025)年7月5日(土) ~ 令和7(2025)年7月13日(日)/旧日本銀行広島支店
広島の15人が描いた「ヒロシマ」広島在住のプロとアマチュア画家が、会派を越えて結集し「ヒロシマの心」 […]

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財団主催
被爆80周年記念事業 企画展「〈ヒロシマ〉被爆を知る・調べる」【終了】
令和7(2025)年7月12日(土) ~ 令和7(2025)年8月31日(日)/中央図書館

広島資料室 被爆文献資料コーナー

ブックガイドに掲載した資料を紹介します。中央図書館では被爆や平和について調べる方に向け、『〈ヒロシマ […]

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広島平和ミュージカル2025「PEACE ON YOUR WINGS」【終了】
令和7(2025)年8月8日(金) ~ 令和7(2025)年8月10日(日)/JMSアステールプラザ大ホール
ハワイで生まれたひろしまの物語。ハワイ・ホノルルの小中高生がキャストを務める「Ohana Arts( […]

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特集

 [被爆80周年記念事業]音楽・アート・映像の作品から平和を考える
広島交響楽団 2025「平和の夕べ」コンサート 被爆80周年“Music for Peace” マリア・ジョアン・ピリスを迎えて 昨年「第35回高松宮殿下記念世界文化賞」を受賞したピアニスト、マリア・ジョアン・ピリス(ピ […]

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表紙インタビュー ひと・こえ

イラスト/田中聡

みんなで蒔いた種が、今ようやく一つ花開くように感じます。

小谷 ちず子さん(こたに・ちずこ)
ダンサー・振付家
広島県府中市上下町出身/ダンスコアポシブル主催/Pカンパニー代表/A WiSP Project 代表。看護師でありながら不思議な縁に導かれてダンスと出合い魅せられて取り憑かれ、故藤原美代子の後を継ぐ。アキコカンダ、三条万里子に師事。また「チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西」に出合い被爆2世の呪縛から解き放たれ、反核平和を題材にした作品を創り始める。以来、一貫して不思議な生命の美しさと悲しみ苦しみ喜びをテーマとして作品を創り続け、反核平和へのメッセージへと繋がっていく。

反核、平和を訴えるダンス作品を地道に発表し続けている小谷ちず子さん。7月の公演を前に、作品誕生のいきさつ、共に歩む仲間たちについて伺いました。

■ダンスで反核反戦を伝えたい

広島に原爆が投下された時、父は兵隊として被爆死した方の遺体処理の任務につき、母は上下町で戦禍から逃れてきた人たちの救護にあたったそうです。こどもの頃、両親から聞いた当時の話はあまりに重く、戦争を知らない私は軽々しく原爆に触れてはいけないと思い過ごしてきました。ですから長年、戦争や原爆と自分の作品を結び付けて考えたことはありませんでした。ところが30数年前、友人に頼まれて『チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西』で救援物資の発送のお手伝いをし始め、そのご縁から反核イベントでのダンス出演を依頼されました。不思議なことに、何年か『チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西』の活動を続けているうち、自分の中にはっきりと「平和のために踊りたい。そのためにダンスを続けてきたのだ」という気持ちが芽生えていて、反核イベント出演時には「私も踊るべき時がきた」と感じられました。そして今に至るまでたくさんの反核作品を創ることができました。

■育っていく中で芽生えた使命感

作品『い・の・ち』は、普通に暮らしていた人が原爆で受けた苦しみ、悔しさ、その延長にある深い悲しみを伝える作品です。3年前の東京初演を観たパントマイマーの北京一さんが絶賛してくださり、北さん自身も平和のための作品を作り続けている方なので、意気投合して“A WiSP Project”が発足しました。
“A WiSP Project”に出演するPカンパニーは元々私の教室に通っていた子たちです。発表会で反核作品を披露した経験があり、“A WiSP Project”のステージを自分たちの使命のように捉えてくれています。仕事や家庭とダンスの両立に奮闘する彼女たちを奮い立たせているのは、おそらくこどもの頃からの蓄積だろうと思います。
自分の人生を振り返ると、戦争や平和について思うこと、知っていることがあるなら、やはりそれを人に伝えていかないとダメだとひしひしと感じます。今回の舞台は、みんなでやってきたことの集大成、蒔いた種がようやく一つ花開いたように感じます。メッセージ性、芸術性の高い作品です。ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。

『被爆80周年に観てもらうべき…2つ…の物語』はこちら

〜おうちで楽しむ〜 わたしのおすすめDVD

中田久美子さんおすすめの一枚『薔薇とサムライ2』
Blu-ray BOX発売中
¥24,200(税込)
発売元:ヴィレッヂ
著作:ヴィレッヂ/松竹

登場するや否や「どよめき」と「絶叫」の嵐!
天海祐希演じる「女海賊アンヌ」と古田新太演じる「天下の大泥棒石川五右衛門」がド派手な演出で大立ち回りする、劇団☆新感線『五右衛門ロック』シリーズの『薔薇とサムライ』第2弾です。劇団☆新感線といえば、歌・ダンス・殺陣アクションで終始客を楽しませてくれる迫力満点エンタメ集団ですが、本作は生バンドも投入しLIVE感半端ないあっぱれな仕上がりです。中でも最大の見どころは、天海祐希の登場シーン。宝塚退団後、誰もがもうお目にかかることはないだろうと思っていた、まさかの「男装の麗人」姿で登場! おとなしく観劇していた客達も思わず、我慢のどよめき「うぐぐ、ぎゃぁあーっ」からの、今度はせきを切ったように「きゃーーー!」と絶叫が重なって、割れんばかりの歓声です。いやほんとカッコイイ。何を隠そう私もナマ天海を観に大阪まで行ったクチであります。さすが劇団☆新感線、衣装も凝ってます。そして映像も格別。はい、必見です。

中田久美子さん

劇団・pfa集団【アトリエ/カンパーニュ】主宰・代表。7 月26 日・27 日安芸区民文化センターで「今宵キャロルを歌うのは」を上演。
詳細はこちら

to you 市民パブリシストによるバックステージレポート

現代美術館 「ベビーカー アートナビ・ツアー」
文・写真:to you 市民パブリシスト 二村 美智香

比治山公園。平和記念公園から約2kmの距離に位置する緑豊かな山であり、その標高を生かして原爆の惨禍から復興した市街地の街並みや緑溢れる平和大通りを眺望することができます。
公園内にはヒロシマとの関連を示す作品を中心に国内外の現代美術の収集、展示を行っている現代美術館があります。建物自体がアートであり入館する前から美術館の雰囲気を感じることができます。このような静かな佇まいの場所で、今回は「ベビーカー アートナビ・ツアー」に参加しました。小さなこどもと一緒に気兼ねなく美術館を楽しんでほしいと言う願いが込められ開催されています。
「こどもが騒いでしまうのではないか…」「授乳のタイミングはどうしよう…」
そんな心配は無用。館内にはベビーケアルームが完備され、受付に頼めばお湯も用意してくれる。抱っこ紐に変えてもベビーカーを預かってもらえるという至れり尽くせりなのです。

今回のツアーは「コレクション展2025-Ⅰ」のうち第1室、第2室の「ハイライト」を鑑賞。アートナビゲーターによる作品の解説を聞き、会話しながら展示室内を回ります。解説により作品鑑賞の楽しみ方が増し、展覧会を堪能することができました。
今回の参加は2組。約30分のツアーを終え参加した方にお話を伺うと、2カ月の小さな女の子の母親は「この子の上にお姉ちゃんもいるのですが、今まで美術館にこどもを連れて行ったことがない」と話し、9 カ月の男の子の家族は「Perfume展に来た時もこどもが静かにしていたので、美術館の雰囲気が好きなのかもしれない」と話してくださいました。
エントランスの一角にはこどもが楽しめるワークショップなどを開催する多目的スペース「モカモカ」があり、平日は開放されています。親子で時間を気にせずゆっくりと外の景色を眺めたり塗り絵をしたりして楽しむことができます。
芸術に触れ、感性を刺激する体験は親子にとっても贅沢な時間だと感じました。
コレクション展開催中の毎週水曜日開催 要事前申込
(今回私は比治山スカイウォークを利用しました。屋根付の遊歩道、緑の中を歩いて渡れ、美術館へ足を運ぶ楽しみがここから始まっていました)

「 to you 市民パブリシストによるバックステージレポート」は3ヵ月ごとに掲載します。

グループ紹介(なかまたち)

劇団terp =演劇=

演劇イベントで知り合った村岡さんと森生さんの2人が7年前に立ち上げた演劇グループ。朗読や美術展会場でのパフォーマンスが主な活動で、月2回の練習(不定期)ではオリジナルの詩の朗読、歌やパントマイムの練習、舞台に使う模型の制作や「きりえ」を応用した色彩の勉強を地道に行っています。7月の広島平和美術展では、基地でのパーティーの夜に起きたある事件を朗読、インスタレーションで再現。ぜひご覧ください。

昨年の広島平和美術展の様子

◆広島平和美術展(インスタレーション部門)「カクテル・パーティー」
平和を願い創作された絵画、彫刻などアート作品を一堂に集めた作品展。劇団terpはインスタレーションで参加します。

時/7 月27 日(日)~8 月1 日(金)
① 13:00~
② 15:00~※最終日14:30~
会/県民文化センター地階展示室
料/観覧無料(要入場料200 円)
問/代表(村岡) TEL.080-2945-4777
詳しくはこちら

 

Mail Box みなさんからのお便りです

● 2 つの美術館で猫の絵を観て

県立美術館の「もしも猫展」。そしてその後のひろしま美術館での「ごろごろまるまるネコづくし」。どちらもto you のプレゼントはハズレでも3 匹の猫のお母さんとして足を運び、大昔からの猫のルーツ、美術との関連、いろいろ楽しく鑑賞しましたヨ。 (安佐北区 花ノ木清子さん)
☆ 猫ってずいぶんと昔から人間と共存してきたことが分かる展覧会でしたね。特にひろしま美術館にあった、猫が窓から動物などを眺めている絵が、愛らしさもなぜ? も分かり感心しました。(編)

●西山貝塚

to you 6月号「もぐりんと歴史探検」の西山貝塚。里山登山が好きな私、頻繁に登っている牛田山、なのに貝塚のことは全く知りませんでした。弥生時代後期には軍事的な場所だったのかもとのこと。今でも山頂からの見晴らしの良い山ですが、貝塚があった頃はさぞかしどこまでも見通せたのだろうなと想像してみました。次に牛田山に登る時は、貝塚に立ち寄り、歴史に触れてみたいと思います。(西区 みんさん)
☆ 今度牛田山に登る時は、ふもとから山頂まで貝を運びながら行き来していた人々を想像しながら登ってみてはいかがでしょうか。この付近には他にも城跡があるようで、二つの歴史ロマンを感じられそうです。(編)

●野菜作りでバランスを

玉ねぎの収穫も終わり、ナスやトマトを育てる季節になりました。今年はとうがらしやズッキーニにも挑戦しようと思っています。介護で大変な日々ですが、野菜を育てるということでバランスを取っています。文化的なイベントにも参加しなければ社会で生きている実感がないと思っている今日この頃です。いつもto you を読んで「この映画観てみたい」などと思っています。これからも楽しい誌面を期待しています。 (安芸郡府中町 神田君江さん)
☆ 畑仕事や土いじりは季節の巡りを感じられますし、五感を刺激されて癒されますよね。「to you」で、忙しい毎日に少しでも潤いを感じていただけたら幸いです。(編)


今月のプレゼント

「Mail Box」に投稿してくださった方には抽選でプレゼントを進呈いたします。
演劇企画室ベクトル第27回本公演『Double Feature2025』7/26(土)18:30の回(1組2名様)
八丁座・サロンシネマ共通鑑賞券(8月末日まで有効)(3組6名様)
2025平和の夕べコンサート(2組4名様)
記憶と物 ―モニュメント・ミュージアム・アーカイブ―(5組10名様)
映像文化ライブラリー映画観賞券(有効期限:9月30日)(3組6名様)※オーディオコーナー・ビデオコーナーには使用できません。

投稿は、投稿フォーム、FAX、郵送で受け付けています。詳しくは「『Mail Box』への投稿はこちら」からご確認ください。
◆応募締切/7月10日(木)当日消印有効

「Mail Box」への投稿はこちら

ほっと文芸│市民文芸作品集「文芸ひろしま」より

いつまでも 転んだ場所は 忘れない
熊谷 純(第33号一般の部・川柳部門)


うみはひろいな みんな入れる たのしいな
市瀬 徠(第33号ジュニアの部・小学生低学年・俳句部門)

市民文芸作品集「文芸ひろしま」はこちら

投稿についてはこちら

募集についてはこちら

「to you」のご案内

お問い合わせ先

(公財)広島市文化財団 企画事業課「to you」係
TEL.082-244-0750 FAX.082-245-0246

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